株式市場:インフレ鈍化で利下げ期待が強まる!投資家は今どう動くべき?
2024年2月14日
インフレ期待率低下:利下げへの道が開ける?
NY連銀が発表した1月の消費者調査によると、インフレ期待率が統計開始以来最低となりました。これは、市場に楽観的なムードをもたらし、利下げへの期待を高めています。
- 1年インフレ期待率:3% (前月3.01%)
- 3年インフレ期待率:2.35% (前月2.62%)
- 5年インフレ期待率:2.5% (前月2.5%)
ポイント解説
- インフレ期待率とは? 将来の物価上昇率に対する予想。投資家や企業の行動に影響を与える重要な指標。
- 統計開始以来最低ってどれくらい? 2013年調査開始以降、最も低い水準。
- 5年期待率はなぜ変化なし? 長期的なインフレ懸念は依然として残っている。
ガソリン・食品価格下落がインフレ鈍化の要因
インフレ期待率低下の主な理由は、ガソリンや食品価格の下落です。
- ガソリン1年先価格予想:+4.16% (2022年12月来最低)
- 食品価格:+4.9% (2020年3月来最低)
ポイント解説
- ガソリン・食品は家計に大きな影響を与える ため、価格下落はインフレ抑制に大きく貢献。
- 2020年3月来最低 という数字が示すインパクトの大きさ。
賃金上昇は続く:労働市場の強さ
一方、消費や労働市場はまちまちです。特に、賃金上昇は依然としてパンデミック前の水準を上回り、労働市場の強さを示しています。
- 賃金上昇率:0.1%拡大、3.1% (パンデミック前2020年2月:2.7%)
ポイント解説
- 労働市場の強さ は、インフレ圧力継続の可能性を示唆。
- パンデミック前水準を上回る 賃金上昇は、家計の購買力向上にもつながる。
今後の見通し:投資家はどう動く?
FRBは慎重な姿勢を崩していないものの、インフレ鈍化が続けば、利下げへの道が開ける可能性があります。
- コアCPI:前年比12月+3.9%から+3.7%へ伸び鈍化継続見込み
- PPIコア指数:+1.8%から+1.6%へ伸び鈍化予想
ポイント解説
- コアCPI・PPIコア指数 は、FRBが重視するインフレ指標。
- 伸び鈍化が続けば、FRBの利下げ判断に影響を与える可能性。
投資家は、インフレ指標やFRBの動向を注視しながら、ポートフォリオを調整していくことが重要です。
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