2024年2月15日:ドル円、米経済指標と金利に振り回される展開か?
本日の注目ポイント
- 米1月小売売上高:予想外の低迷は要注意!
- 米製造業景気指数:悪化ならドル円は下落か?
- 米新規失業保険申請件数:労働市場の強さを確認
- 5月FOMC:利下げ開始に期待が高まる?
- ドル円:ダブルトップ形成、151円台突破は円安警戒ゾーン
考察
今日のドル円は、米国の経済指標と金利動向に振り回される展開が予想されます。
特に注目したいのは、米1月小売売上高です。市場予想は前月比▲0.1%と低迷しており、予想を下回るとドル円は下落する可能性があります。
また、2月米製造業景気指数もマイナスが予想されており、悪化すればドル円はさらに下落する可能性があります。
一方、米新規失業保険申請件数が予想を下回れば、労働市場の強さが確認され、ドル円は上昇する可能性があります。
その他の考慮点
- 5月FOMCでの利下げ開始確率が37%程度まで上昇している点にも注目が必要です。利下げ開始への期待が高まれば、ドル円は下落する可能性があります。
- ドル円はダブルトップ形成しており、151円台を突破すると、本邦通貨当局による円安抑制措置に警戒が必要です。
全体的な見通し
本日は米国の経済指標と金利動向に注目が集まります。これらの指標が市場予想を下回ると、ドル円は下落する可能性があります。一方、5月FOMCでの利下げ開始への期待が高まれば、ドル円は下落する可能性があります。
用語解説:初心者向け
- FF金利誘導目標: 米国の中央銀行であるFRBが設定する短期金利の目標水準
- フェドウオッチ: CMEグループが算出するFF金利先物の動向に基づいて、今後のFF金利の動向を予想する指標
- ダブルトップ: 株価や為替レートなどのチャート分析における、2つの高値がほぼ同じ水準で形成されるパターン
- 円安抑制措置: 本邦通貨当局が円安を抑制するために取る措置、具体的にはドル売り・円買い介入などが考えられる
投資判断はご自身の責任でお願いします。