– **ドル円の動向**:
– 14日午後の東京外国為替市場で、ドル円は小幅に下落しました。
– 15時時点では、1ドルあたり144.83円となり、12時時点(144.97円)と比べて約14銭程度のドル安水準でした。
– 144円台後半での相場が続いていましたが、米国の長期金利が上昇幅を縮小し、日経平均株価が一時400円超下落したことなどが影響し、15時過ぎには144.70円台まで価格が下がりました。
– **ユーロ円の動向**:
– ユーロ円もわずかに下落しました。
– 15時時点では、1ユーロあたり158.40円となり、12時時点(158.45円)と比べて約5銭程度のユーロ安水準でした。
– アジア株や米国の株式先物が軟調だったことから、158円台半ばで価格上昇が抑えられました。
– 15時過ぎに売りが強まり、日中の安値である158.19円まで価格が下落しました。
– **ユーロドルの動向**:
– ユーロドルはわずかに上昇しました。
– 15時時点では、1ユーロあたり1.0936ドルとなり、12時時点(1.0930ドル)と比べて約0.0006ドル程度のユーロ高水準でした。
– 15・17日のニューヨークカットオプションの価格帯で動意が限られており、ユーロ円の売りに連動して15時過ぎに1.0927ドルまで価格が下落しました。
– **NYタイムの状況と展望**:
– NYタイムでは、重要な経済指標やイベントがなく、市場の動きが鈍かったようです。
– **将来展望**:
– 先週、ドル円は円安のトレンドが続いていましたが、インフレ指標の影響により不安定な値動きも見られました。
– 今後もインフレ指標や物価、景況感などが、米国の金融政策に影響を及ぼす経済指標への市場の反応が続くでしょう。
– **明日の展望**:
– 米国内総生産(GDP)において、小売売上高やニューヨーク連銀製造業景気指数などが発表される予定です。
– これらの指標は、消費動向や景況感を示すものであり、市場への影響が期待されます。
– これが本日の市場の様子見姿勢に影響を及ぼす要因となりそうです。
– **留意すべき点**:
– 取引が細る中、円売りの流れがある場合、ドル円が急速に円安方向に動く可能性があります。
– この場合、日本当局者が警戒感を示す可能性があることに注意が必要です。
– ただし、介入などの実際の行動がある場合、それが行われるのは日本のビジネスタイムかその直後であると考えられます。したがって、本日のNYタイムで円高方向への強制的な押し戻しは難しいと予想されます。