市況解説:ドル円

9月19日(月)の東京為替見通し

  • ポイント
    • FOMCを控え、ドル円は狭いレンジでのもみ合いが予想される。
    • 中国の人民元取引の基準値設定価格や中国株の動向、9月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨の内容に注目。
  • 詳細
    • 海外市場では、ドル円はNY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。
    • 本日のドル円は、東京市場が敬老の日から休場明けとなるものの、FOMCを控え限られたレンジになると予想される。
    • 値動きが限られる中で本日の注目イベントは、中国の人民元取引の基準値設定価格や中国株の動向、9月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨の内容。

解説

  • FOMCを控え、ドル円は狭いレンジでのもみ合いが予想される
    • ドル円は、FOMCを控え利上げ見送り観測が強まり、ドル売り優勢となっている。
    • 本日は、FOMCの議事要旨が公表される予定だが、内容次第ではドル買いが強まる可能性もある。
    • しかし、全体的にはFOMCの結果を見定めるまで動きにくいと予想される。
  • 中国の人民元取引の基準値設定価格や中国株の動向に注目
    • 中国の人民元取引の基準値設定価格は、昨日もそれほど大きな元高設定にならなかったことで、オフショア人民元(CNH)が対ドルで弱含み、その動きに他通貨も連れる場面があった。
    • また、昨日は中国株CSI300が一時年初来安値を更新するなど、不安定な中国株式市場の動向が、為替市場へも影響を与える可能性がありそうだ。
  • 9月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨の内容に注目
    • RBAは声明で、インフレを目標(2-3%)に戻すために必要なことを行っていくという決意を再度表明。
    • しかしながら追加引き締めについては、データとリスク次第というこれまでと同じ考え方を示している。
    • 議事要旨の内容次第では、RBAの今後の金融政策に対する見方が改まる可能性もある。

以上、よろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました