今日の為替市場ポイント:米FOMC会合の結果判明を待つ状況
- 19日のドル・円は、東京市場で147円55銭から147円89銭まで上昇。欧米市場では147円57銭まで売られた後、一時147円92銭まで反発し、147円86銭で取引終了。
- 本日20日のドル・円は主に147円台で推移か。
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明前でアジア市場における主要通貨の為替取引は動意薄となる可能性がある。
解説
- ドル・円の動き
- 19日のドル・円は、東京市場で147円55銭から147円89銭まで上昇。欧米市場では147円57銭まで売られた後、一時147円92銭まで反発し、147円86銭で取引終了。
- 上昇の背景には、米長期金利の上昇や、インフレ再加速懸念によるリスク回避の円買いが重なった。
- 本日20日のドル・円は、米FOMC会合の結果判明を待つ状況で、主に147円台で推移する可能性がある。
- 米FOMC会合
- 2023年9月20-21日に開催される米FOMC会合では、政策金利(FFレート)の誘導目標水準は据え置きとなる見通し。
- しかし、市場参加者の間からは「年内追加利上げの可能性は消えていないため、FOMCの声明内容を点検したい」との声が聞かれている。
- 追加利上げの必要性が明確に表明される可能性は低いと予想されるが、インフレ目標の早期達成への市場の期待は後退しているため、利下げ開始の時期を予測することは難しい。
- 為替の見通し
- 新たなドル売り材料が提供されない場合、ドルは主要通貨に対して底堅い動きを保つ可能性がある。
- ただし、米FOMC会合の結果次第では、ドル売りや円買いが強まる可能性がある。
今後の見通し
米FOMC会合の結果が注目される中、ドル・円は主に147円台で推移する可能性がある。ただし、追加利上げの可能性や、インフレ動向など、今後も注視すべき材料が多数存在する。