以下は、13日午後の東京外国為替市場の為替相場をまとめたものです。
- ドル円は伸び悩む
- 米10年債利回りが4.29%台に乗せたものの、新発10年国債利回りも0.70%台に乗せてきたこと、ドル/オフショア人民元(CNH)が7.28CNH台でやや元高に推移したことなどで、147.30円台で伸び悩む展開となった。
- ユーロ円は弱含み
- 日米株価指数が小幅ながらマイナス圏で推移していることで、158.20円台までやや弱含みに推移した。
- ユーロドルは小幅安
- 米10年債利回りが4.29%台に乗せたことで、1.0739ドルまでわずかに下値を広げた。
- ポンドドルは下落
- 英7月国内総生産(GDP)が前月比-0.5%と発表され、予想の前月比-0.2%を下回ったことで、1.2453ドルまで下値を広げた。
専門用語解説
- 米10年債利回り
- 米国の10年満期の政府債の利回り。米国の金利水準を示す指標として用いられる。
- 新発10年国債利回り
- 日本で発行された10年満期の政府債の利回り。日本の金利水準を示す指標として用いられる。
- ドル/オフショア人民元(CNH)
- 香港で取引されている米ドルと人民元の為替レート。
- 英7月国内総生産(GDP)
- イギリスの7月の国内総生産。
今後の見通し
ドル円は、米10年債利回りの上昇や、米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、不安定な展開が予想される。ユーロ円は、欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測や、欧州の経済成長鈍化懸念などから、下落圧力が続く可能性がある。ユーロドルは、欧米の金利差縮小懸念から、下落圧力が続く可能性がある。ポンドドルは、英国の経済成長鈍化懸念や、インフレ高騰による景気後退懸念などから、下落圧力が続く可能性がある。