2023年10月17日ニューヨーク為替・原油市況の概要

2023年10月17日ニューヨーク為替・原油市況の概要

17日のニューヨーク外為市場では、米9月小売売上高の堅調を受けて、ドルが軒並み買われました。

ドル・円は、前日比1円45銭高の149円82銭で引けました。米9月小売売上高が市場予想を上回ったことを受け、米経済の成長が想定以上に堅調との見方が強まり、追加利上げ観測が再燃しました。これを受けて、ドル買いが強まり、円安・ドル高が進みました。

ユーロ・ドルは、前日比0.01ドル高の1.0575ドルで引けました。米9月小売売上高を受けてドル買いが強まったものの、10月NAHB住宅市場指数が市場予想を下回ったことで、ドル買いが後退しました。また、予想を上回った独10月ZEW景気期待指数や欧州中央銀行(ECB)高官のタカ派発言を受けて、ユーロ買いが強まり、ユーロ・円も158円62銭まで上昇しました。

ポンド・ドルは、前日比0.01ドル高の1.2212ドルで引けました。英中銀のディングラ委員が賃金圧力において、一段の緩和を予想しているとの発言を受けて、利上げ終了観測が強まり、ポンド買いが後退しました。

ドル・スイスフランは、前日比0.01フラン安の0.8990フランで引けました。ドル買いが強まったものの、スイス国立銀行(SNB)の金融政策の引き締め期待が後退したことで、ドル・スイスフランは下落しました。

一方、原油先物は、中東情勢の悪化が引き続き警戒されたことで、上昇しました。

NY原油先物12月限は、前日比0.18ドル高の85.44ドルで取引を終了しました。時間外取引では、86.09ドルまで上昇しました。

今後の見通し

米9月小売売上高の堅調を受けて、米経済の成長が想定以上に堅調との見方が強まりました。これを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)は、11月と12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.50%の利上げを実施する可能性が高いとみられます。

FRBの利上げは、ドル高につながる可能性があります。また、米経済の成長が鈍化すれば、ドル高が進行する可能性があります。

原油価格は、中東情勢の悪化が引き続き警戒されており、上昇基調が続くとみられます。

具体的には、以下の点が注目されます。

FRBの利上げ
11月と12月のFOMCで、0.50%の利上げを実施する可能性が高い。
ドル高につながる可能性がある。
米経済の成長が鈍化すれば、ドル高が進行する可能性がある。
原油価格
中東情勢の悪化が引き続き警戒されている。
上昇基調が続くとみられる。

なお、今後の市況は、以下の要因によって変動する可能性があります。

米経済の成長
米経済が堅調に成長すれば、ドル高が進む可能性がある。
米経済が鈍化すれば、ドル高が進行する可能性がある。
原油供給
中東情勢の悪化が深刻化すれば、原油価格が上昇する可能性がある。
OPECプラスが原油増産を拡大すれば、原油価格が下落する可能性がある。

以上、2023年10月17日のニューヨーク為替・原油市況の概要をまとめました。

用語解説

ドル・円:米ドルと円の為替レート
ユーロ・ドル:ユーロとドルの為替レート

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