5日の為替相場見通し

本日5日のドル・円は、米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性があるものの、主に149円を挟んだ水準で推移する見込みです。

用語解説

ドル・円：アメリカ合衆国の通貨ドルと日本の通貨円の為替レート
下落：価格が下がること
買われる：買い注文が殺到すること
反落：上昇したのちに下落すること
取引終了：その日の取引が終了すること
米長期金利：アメリカ合衆国の長期債の利回り
伸び悩む：上昇が鈍ること

詳細

4日のドル・円は、東京市場で149円32銭から148円74銭まで下落しました。欧米市場では149円21銭まで買われた後、148円77銭まで反落し、149円13銭で取引を終了しました。これは、米長期金利の低下を意識した売り圧力が強まったためと考えられます。

本日5日のドル・円は、米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性があります。また、米議会下院の議長選挙が控えていることから、政治的な不透明感も為替相場を下押しする要因となりそうです。

報道に関する内容

報道によると、大手格付け会社フィッチのシニア・ディレクター、リチャード・フランシス氏は10月4日、マッカーシー米下院議長の解任動議が可決されたことを受け、年内に政府機関が一部閉鎖される可能性があるとの見方を伝えました。ただ、同氏の見解では米国のガバナンスの悪化は格付けに織り込まれており、政府機関の一部閉鎖は米国のソブリン格付けのさらなる引き下げにはつながらないようです。なお、米議会下院の議長候補には共和党のジム・ジョーダン議員（下院司法委員長）が4日までに立候補を表明しています。報道によると、共和党は来週10日に候補者の意見を聞くための会合を開催し、11日に次期下院議長を選ぶ投票を実施するもようです。ジョーダン議員は下院議長に選出された場合、ウクライナ追加支援を阻止する意向を伝えています。

スケジュール

10月10日：米議会下院、次期議長候補の意見を聞くための会合を開催
10月11日：米議会下院、次期議長を選ぶ投票を実施