10月4日の東京外国為替市場の概況

2023年10月4日の東京外国為替市場の概況

4日の東京外国為替市場でドル円は、本邦金融当局による根強い介入警戒感の中、時間外の米10年債利回りの上昇が一服したことから、149.10円台まで下押す場面があったものの、売り一巡後は小戻すなど、方向感を欠いた展開となりました。終値は149.22円と、前日比0.08円のドル安・円高となりました。

ユーロドルは、米長期金利が上げ幅を縮小したことから、1.0470ドル台では伸び悩みました。終値は1.0468ドルと、前日比0.0005ドルのユーロ高となりました。

ユーロ円は、ドル円、ユーロドルともに主体性を欠いた動きとなり、156円台前半でもみ合う展開となりました。終値は156.22円と、前日比0.01円のユーロ高となりました。

主な要因

米長期金利の上昇によるリスクオフ
本邦金融当局による根強い介入警戒感

今後の見通し

短期的には、ドル円は149円台前半での推移が続く可能性が高い。
ユーロドル、ユーロ円は、米長期金利の動向と本邦金融当局の動向次第で、上下する可能性がある。

用語解説

ドル円:アメリカ合衆国の通貨であるドルと日本の通貨である円の為替レート
ユーロドル:ヨーロッパ連合の通貨であるユーロとアメリカ合衆国の通貨であるドルの為替レート
ユーロ円:ヨーロッパ連合の通貨であるユーロと日本の通貨である円の為替レート
米長期金利:アメリカ合衆国の10年物国債の利回り
本邦金融当局:日本銀行
介入警戒感:金融当局が為替市場に介入するのではないかという警戒感
主体性:相場を動かす力
もみ合い:上下する値幅が狭く、方向感を欠いた状態

結論

4日の東京外国為替市場では、ドル円は方向感を欠いた展開となりました。短期的には、149円台前半での推移が続く可能性があると考えられます。

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