14日の欧州外国為替市場は、ユーロドルが下げ渋り、ドル円が小幅高、ユーロ円が小幅高となった。
- ユーロドルは、米10年債利回りの上昇を受けて下落した。ただし、欧州中央銀行(ECB)の金利発表を控えて一方向にポジションを傾けづらく、下値を切り上げた。
- ドル円は、米金利上昇を受けて上昇した。しかし、市場の注目がユーロに集まっていることもあり一段高にはならなかった。
- ユーロ円は、欧州金融イベントを前に引き続き158円台前半での推移となった。
専門用語の解説
- 米10年債利回り:米国の10年物国債の利回り。米国の金利水準を示す重要な指標である。
- 欧州中央銀行(ECB):欧州の中央銀行。欧州の金融政策を担当している。
- 預金準備率(RRR):金融機関が中央銀行に預け入れる準備金を示す割合。RRRの引き下げは、金融機関の貸出余力を増やす効果がある。
その他
- ユーロドルは、14日午前中に一時1.0725ドルと日通し安値を付けた。
- オフショア人民元は、中国が預金準備率(RRR)を0.25%引き下げたことが伝わると、対ドルでは一時7.2929元までドル高・元安が進んだ。
以上、ご参考になれば幸いです。