2023年10月12日 3:56のニューヨーク外為市場

2023年10月12日 3:56のニューヨーク外為市場では、ドルが続伸しました。

ドル・円は、148円80銭から149円33銭まで上昇し、6日来の高値を更新。
ユーロ・ドルは、1.0635ドルから1.0585ドルまで下落。
ポンド・ドルは、1.2337ドルから1.2275ドルまで下落。

ドル高の主な要因は、以下のとおりです。

連邦準備制度理事会(FRB)が公表した9月に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、大半のメンバーがあと1回の利上げが適切になると判断していることが明らかになった。
この結果を受けて、米2年債利回りが再び5%台に突入し、ドル買いが強まった。

用語解説

外為市場:外国為替市場。通貨の売買が行われる市場。
ドル・円:米ドルと円の為替レート。
ユーロ・ドル:ユーロと米ドルの為替レート。
ポンド・ドル:ポンドと米ドルの為替レート。
利上げ:中央銀行が政策金利を引き上げること。
ドル買い:ドルを買って他通貨を売ること。
米2年債利回り:米政府が2年後に返済する債券の利回り。

今後の見通し

今後は、米10月消費者物価指数(CPI)の結果が注目されます。CPIが予想を上回ると、利上げペースの鈍化期待が後退し、ドル高がさらに進む可能性があります。

なお、本日のドル高は、FOMC議事要旨の内容が予想以上にタカ派だったことによるものです。議事要旨では、大半のメンバーがあと1回の利上げが適切になると判断していることが明らかになりました。これは、市場で予想されていた2回の利上げ終了よりタカ派な姿勢であり、ドル買いを促す要因となりました。

また、米2年債利回りが再び5%台に突入したことも、ドル高を後押ししました。米2年債利回りは、インフレ率を反映する指標のひとつです。利回りが上昇すれば、インフレ率の上昇が期待され、ドル買いが強まります。

今後は、米10月消費者物価指数(CPI)の結果が注目されます。CPIが予想を上回ると、利上げペースの鈍化期待が後退し、ドル高がさらに進む可能性があります。

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