為替市況解説

ドル円の動向:

  • 15日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。
  • 17時時点では145.80円と比べて35銭程度のドル高水準。
  • 米10年債利回りの上昇に影響を受け、ドル円は強含み。
  • 17時過ぎには145.87円まで上昇し、年初来高値を更新。

ドル人民元の動向:

  • ドル人民元も中国人民銀行の金利引き下げの影響を受けて上昇。
  • 7.3138CNHまで上昇し、アジア通貨が対ドルで弱含み。

ユーロ円の動向:

  • ユーロ円は上昇。
  • 17時時点では159.26円と比べて55銭程度のユーロ高水準。
  • ユーロ円は159.29円まで上値を広げ、2008年9月以来の高値を更新。

クロス円の動向:

  • クロス円はまちまちな動きだが、欧州通貨に対しては円安が進行。
  • ポンド円は2015年12月以来の185.27円まで上昇。
  • スイスフラン円は166.29円まで上昇し、変動相場制導入後の最高値を更新。

ユーロドルの動向:

  • ユーロドルは小幅な上昇。
  • 17時時点では1.0923ドルと比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準。
  • ユーロ円の買いが支えとなり、1.0931ドルまで上昇。

ポンドドルの動向:

  • 英週平均賃金の上回る結果で一時1.2721ドルまで上昇。
  • しかし、ユーロポンドが堅調推移しており、上値は抑えられた。

ユーロドルの状況:

  • 欧州外国為替市場でユーロドルはじり高。
  • 20時時点では1.0934ドルと比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準。
  • 8月独ZEW景況感指数は市場予想よりもややマイナス幅を縮小。
  • 独10年債利回りの上昇を支えに、ユーロドルとポンドドルが上昇。

ユーロ円の状況:

  • ユーロ円も一時上振れ。
  • 20時時点では159.14円と比べて12銭程度のユーロ安水準。
  • 独ZEW景況感指数の発表後、独金利が上昇し、ユーロ円とポンド円が上昇。
  • しかし、欧州株や米株先物の軟調もあり、伸び悩んだ。

ドル円の状況:

  • ドル円は伸び悩む展開。
  • 20時時点では145.54円と比べて26銭程度のドル安水準。
  • ドルが下押す中、ドル円もドル安推移。
  • 米10年債利回りの上昇にもかかわらず、ダウ先物の軟調な動きが円買いを後押し。

市場展望と予想:

  • 15日の欧米外為市場ではドル・円は伸び悩む展開を予想。
  • 米経済指標によるドルの動きが注目される。
  • 米FRBの引き締め継続に対する期待が限定的であれば、ドル買いも限定的。
  • 145円台では為替介入への警戒感が影響し、円売りは制限される可能性がある。

前日の市場動向:

  • 前日の取引は手がかりが乏しい中、経済指標を消化。
  • インフレの高まりによる米FRBの引き締め期待から、長期金利の上昇に伴い一時ドル買い基調に。
  • ユーロドルは1.0960ドルから1.0870ドル台に軟化し、ドル円は145円50銭台に浮上。
  • 日本の国内総生産(GDP)の強さが円買いに影響し、ドル人民元がドル円をサポート。

海外市場展望:

  • 米経済指標が注目される。
  • 小売売上高は改善が見込まれるが、NY連銀製造業景気指数は悪化が予想され、FRBの引き締め方針を後押ししにくい。
  • 長期金利の上昇が抑制されれば、ドル買いは限定的。
  • 145円台では為替介入の警戒感が影響し、円

売りは制限される可能性がある。

  • 中国経済の不透明感も円売りを弱める材料となる可能性がある。

今日の欧米市場の予定:

  • 18:00:独・8月ZEW景気期待指数の発表。市場予想よりややマイナス幅を縮小。
  • 18:30:南ア・4-6月期失業率の発表。
  • 21:30:米・7月小売売上高の発表。前月比予想:+0.4%。
  • 21:30:米・8月NY連銀製造業景気指数の発表。市場予想:-0.7。
  • 21:30:米・7月輸入物価指数の発表。
  • 21:30:カナダ・7月消費者物価指数の発表。
  • 23:00:米・8月NAHB住宅市場指数の発表。
  • 23:00:米・6月企業在庫の発表。
  • 24:00:カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁対話会合参加。
  • 05:00:米・6月対米証券投資収支(ネット長期有価証券)の発表。

タイトルとURLをコピーしました