- 本日のニューヨーク為替市場でドル円は、米金利の動向に振らされる展開が考えられる。
- 4−6月期の米単位労働コスト・速報値が発表される。予想は前期比2.5%。
- 前期の結果により、米債券市場の反応を注目する必要がある。
- コスト高の可能性(減速幅が想定より小さい場合)には、米中長期債に売り(利回り上昇)圧力が生じるため要注意。
- 昨日は米国債格付け会社フィッチによる米国債格下げがあり、米財務省の四半期定例入札規模が前回を上回ったことが発表された。
- 財務省は発行規模の拡大が来年も続く可能性が高いと示唆している。
- 時間外の米10年債利回りは、昨年11月以来の水準となる4.16%台まで上昇している。
- 本日は単位労働コスト・速報値と同時に、前週分の新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数と7月の非製造業指数が発表される。
- 発表結果が予想から上下に振れると、市場のリスクセンチメントの強弱に影響を及ぼす可能性がある。
- 東京から欧州の流れが続く場合、市場は結果に敏感に反応する可能性がある。
- 金融当局からは、バーキン米リッチモンド連銀総裁の講演が序盤に予定されている。