株式市場と為替市場の動き

株式市場では、ダウ平均が348.16ドル下落して35,282.52ドルで取引を終了し、ナスダックも310.46ポイント下落して13,973.45で終了しました。これは、格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国債の格下げの警戒売りが影響しています。また、雇用関連指標が強かったため、金利が上昇し、市場が一段と下落しました。特にハイテク関連株が金利上昇を嫌気して売られ、セクター別では食品・飲料・タバコが小幅に上昇した一方、半導体・同製造装置が大きく下落しています。

一方、個別銘柄では、ヘルスケアのCVSヘルスケア(CVS)とヒューマナ(HUM)は第2四半期決算が市場予想を上回り、株価が上昇しています。しかし、太陽光発電のソーラーエッジテクノロジー(SEDG)やクルーズ船運営のノルウェージャン・クルーズライン(NCLH)、ソーシャル・ネットワーキング・サイト運営のピンタレスト(PINS)、半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は第3四半期の見通しが弱かったために株価が下落しています。

為替市場では、米長期金利の上昇がドルの買いを強めました。ドル・円のレートは142円72銭から143円47銭まで上昇し、ユーロ・ドルは1.0989ドルから1.0918ドルまで下落しました。

原油市場では、NY原油先物が続落し、9月限の終値は79.49ドルとなりました。株価の下落やドル高の影響で売りが入ったことが原因です。

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