4日午後の東京外国為替市場で、主要通貨は以下の動きとなった。
- ドル円:小動き
- ユーロ円:小高い
- ユーロドル:小幅高
- 豪ドル円:小高い
ドル円
15時時点では146.18円と、12時時点(146.14円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。ニューヨーク市場が休場となり、動きづらい展開の中、146円台前半での値動きに終始した。
ユーロ円
15時時点では157.68円と、12時時点(157.62円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。アジア株が堅調に推移していることを眺め、一時157.73円まで上値を伸ばした。
ユーロドル
15時時点では1.0787ドルと、12時時点(1.0785ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。NYカットオプション(1.0750ドル・1.0800ドル)が値動きを抑制する中、1.0791ドルまでじり高となった。
豪ドル円
15時時点では94.68円、豪ドル/ドルは0.6477ドルまで上げ幅をわずかに拡大した。中国当局が前週末に打ち出した住宅需要を喚起する政策が好感され、引き続き豪ドルの買い材料となっている。
解説
- ドル円は、ニューヨーク市場が休場となったため、動きづらい展開となった。
- ユーロ円は、アジア株が堅調に推移したことを背景に、上昇した。
- ユーロドルは、NYカットオプションが値動きを抑制したものの、わずかに上昇した。
- 豪ドル円は、中国当局の住宅政策が好感され、上昇した。
なお、NYカットオプションとは、ニューヨーク時間の午後5時に決済されるオプションの総称である。オプションは、権利行使価格で資産を買う(コールオプション)または売る(プットオプション)権利を売り買いする金融商品である。NYカットオプションは、外国為替市場において重要なイベントであり、オプションの行使によって為替相場が大きく動くことがある。